ツービン法とは、同じ保管容器を2つ用意し、片方の容器が空になった時点で補充を発注する、シンプルかつ効果的な定量発注型の在庫管理手法です。
仕組みとしては、常時2つの容器(ビン)に同量の在庫を分けて保管し、1つの容器が空になったタイミングを発注点として補充手配を行います。発注から納品までのリードタイム中は、もう一方の容器の在庫を消費することで欠品を防ぎます。最大のメリットは、複雑な在庫計算や管理システムを必要とせず、現場の目視だけで直感的に運用できる手軽さにあります。ボルトやネジ、梱包資材など、単価が安く需要が安定した資材(Cクラス品)の管理に最適です。ただし、需要の急変動に対応しにくく、空になった際の発注漏れが欠品に直結する点には留意が必要です。
深刻な人手不足への対応として、このツービン法のDX(デジタルトランスフォーメーション)による自動化が進んでいます。重量センサーを内蔵した「スマートマット」やIoT、RFID等の技術と組み合わせることで、容器が空になったことを自動検知してシステムが即座に自動発注する仕組みが普及しています。これにより、現場の点検工数を削減しつつ発注ミスを防ぎ、人手不足時代の効率的なサプライチェーン維持に大きく貢献しています。