概要
ターレットトラックとは、円筒形の動力部が360度回転する構造を持つ小型の運搬用車両です。非常に小回りが利くため、豊洲市場などの卸売市場や、工場、物流倉庫といった狭いスペースでの荷役・運搬作業に広く活用されています。
詳細説明
運転台(ターレット)が回転するユニークな仕組みにより、極めて小さな旋回半径で移動できる点が最大のメリットです。現場では「ターレ」や「ターレー」と親しまれ、荷台に荷物を載せるだけでなく、複数の台車を牽引する役割も担います。立ち乗りで直感的に操作でき、頻繁な乗り降りを伴う作業において優れた作業効率を誇ります。一方で、サスペンションがないモデルが多く路面の凹凸による振動が運転者に伝わりやすいことや、公道を走行する場合には小型特殊自動車免許(または普通免許)とナンバープレートの取得が必要になる点には留意が必要です。
労働力不足への対応と脱炭素化の推進が急務となっています。これに伴い、排気ガスを出さない電動(EV)ターレへの完全移行が進み、現場の作業環境改善とグリーンロジスティクスを牽引しています。さらに、自動運転技術(AGV/AMR)を搭載した「無人ターレットトラック」の導入も始まっており、倉庫内における自動搬送システムと連携することで、物流DXによる省人化と2024年問題以降の効率化を支える重要デバイスへと進化しています。