トリプルウォール


トリプルウォール(複々両面段ボール)とは、3つの波状の中しん(原紙)を重ね合わせた極めて頑丈な構造を持つ三層段ボールです。木箱に代わる超重量物用の梱包資材として、主に海外輸出や大型産業機械の輸送に用いられます。

木製梱包材と同等の高い耐荷重性を持ちながら、重量が約3分の1から4分の1と非常に軽量であることが最大のメリットです。これにより、輸送時の積載効率向上や航空運賃の削減に直接貢献します。また、木箱の輸出で義務付けられている熱処理や燻蒸(くんじょう)などの検疫処理が不要なため、通関手続きを大幅に迅速化できます。さらに、使用後は100%古紙としてリサイクルが可能であり、木枠のように解体に手間やコストがかかりません。デメリットである湿気や水濡れに対しても、耐水ライナーや撥水加工を施すことで、過酷な長期海上輸送に耐えうる性能を確保しています。

物流市場において、トリプルウォールは「グリーンロジスティクス」の推進と「物流の2024年問題」に端を発する労働力不足への対策として極めて重要な役割を担っています。梱包の軽量化による輸送時のCO2排出量削減だけでなく、資材の組み立てや梱包作業の標準化(省力化)を可能にし、物流現場の作業負荷を大幅に軽減します。環境配慮と現場の持続可能性を両立する、現代の標準梱包ソリューションとして定着しています。

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