【概要】
ストリップ包装とは、医薬品の錠剤やカプセルなどの小形物品を2枚の包装フィルムの間に挟み込み、その周囲を熱融着(ヒートシール)して密閉する個別包装形態です。JIS規格(JIS Z 0108)にも定義されており、高い気密性と携帯性を兼ね備えた信頼性の高い包装方法です。
【詳細説明】
この包装は、防湿性や遮光性に優れたアルミ箔やラミネートフィルムを使用するため、デリケートな薬品を湿気や光、酸素から強力に保護できる点が大きなメリットです。一般的には帯状に連続して生産され、ミシン目によって1回分ずつ切り離して衛生的に持ち運ぶことができます。錠剤の形状に合わせてプラスチックを成形するPTP包装と比較すると、中身の視認性が低く、フィルムを裂いて取り出す際にやや力が必要というデメリットもありますが、高いバリア性能を持つため、特に高品質な保存環境が求められる医薬品やサプリメントの包装において極めて重要な役割を担っています。
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物流における環境配慮(グリーンロジスティクス)の観点から、ストリップ包装にはバイオマス素材やリサイクル可能な単一素材(モノマテリアル)フィルムの採用が進んでいます。また、医療物流の2024年問題に端を発する人手不足への対応として、包装表面に高精度なGS1コードを印字し、調剤薬局や病院内の自動ピッキングロボットと連動させる動きが加速しています。これにより、徹底したトレーサビリティの確保と、医療・物流現場における劇的な業務効率化(DX)が同時に実現されています。