SKU(Stock Keeping Unit)とは、物流や小売における「最小管理単位」のことです。同じ商品(アイテム)であっても、サイズや色、パッケージの違いごとに個別のSKUとして区別し、厳密な在庫管理を行うために用いられます。
例えば「Tシャツ」という1つの商品に3つのサイズ(S/M/L)と2つのカラー(白/黒)がある場合、SKUは「3×2=6SKU」となります。SKU単位で管理することで、「どの色・サイズが売れているか」「どの在庫が不足しているか」を正確に把握できます。メリットは、過剰在庫や欠品の防止、ピッキング作業の効率化、ECサイトでのスムーズな商品検索が可能になる点です。一方で、多品種少量化が進む現代ではSKU数が膨大になりやすく、管理が複雑化して現場の負担やシステム負荷が増大するという課題もあります。
物流におけるドライバー不足や働き方改革への対応が進むに伴い、現場の省力化が急務となっています。ECの多品種化で爆発的に増えたSKUに対応するため、AI需要予測やRFID、自動ピッキングロボットと連動したWMSによる超効率化が進んでいます。SKU単位の徹底した在庫最適化は、配送のムダを省くだけでなく、過剰在庫や廃棄を削減するグリーンロジスティクスの観点からも重要性を増しています。