ロールクランプ


ロールクランプとは、フォークリフトのアタッチメントの一種で、ロール紙やフィルムといった円柱状の荷物を左右から挟み込んで安全に抱え上げ、運搬や回転による向きの変更を効率的に行う装置です。

主に製紙工場や印刷・包装工場、流通倉庫などで使用されています。アームの形状により、直径や高さの異なる2本のロールを同時に掴んで運搬できる「スプリットタイプ」や、長さのあるロール紙を安定して保持できる「ハーフスプリットタイプ」などがあり、荷物の仕様に合わせて選定されます。最大のメリットは、パレットを使用せずに荷役ができるため、倉庫の保管効率やトラックへの積載効率が飛躍的に向上する点です。一方で、挟む圧力が強すぎると荷物が変形し、弱すぎると落下するリスクがあるため、従来はオペレーターの熟練した操作技術が必要とされる点が課題でした。

労働力不足への対応として、無人フォークリフト(AGF)にロールクランプを搭載した自動荷役システムが広く普及しています。また、最新のDX技術により、センサーが荷物の外径や紙質を自動で検知して最適な挟み込み圧力に調整するスマート機能が搭載され、荷物の破損防止と経験の浅い作業者のサポートを両立しています。さらに、フォークリフトのEV(電動化)シフトに伴い、エネルギー効率を高めた電動式アタッチメントの導入も進んでおり、グリーンロジスティクスの実現にも貢献しています。

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