リーチ型フォークリフト


リーチ型フォークリフトとは、車体を停車させたままマストやフォークを前後にスライド(リーチ)させられる電動式フォークリフトです。小回りが利き、狭い通路でも効率的に荷役作業を行えるため、主に屋内倉庫で広く活用されています。

最大の特徴は、前方に突き出た脚(アウトトリガー)の内部に前輪があり、マスト全体を前後に動かせる機構にあります。これにより、車体自体を大きく旋回させずに荷物の出し入れができるため、一般的なカウンタバランス型に比べて最小回転半径が極めて小さいというメリットがあります。通路幅を狭めた高密度な保管スペースの設計が可能になり、倉庫の容積効率を最大化する役割を果たします。一方で、タイヤ径が小さいため凹凸のある路面や傾斜地には弱く、基本的には平坦な屋内専用として運用されます。また、多くのモデルが立席運転仕様であり、頻繁な乗り降りを伴うピッキング作業に適しています。

労働力不足への対応として、リーチ型フォークリフトの自動化(AGF化)が急速に進んでいます。AIやセンサーを搭載した自動運転モデルは、既存の狭い倉庫レイアウトを変更せずに導入できるDX手段として定着しました。また、100%電動駆動であることから、脱炭素(グリーンロジスティクス)の主役を担っており、リチウムイオン電池の普及による24時間連続稼働の実現など、稼働効率も飛躍的に向上しています。


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