微小粒子状物質(PM2.5)


微小粒子状物質(PM2.5)とは、大気中に浮遊する粒径2.5マイクロメートル以下の超微細な粒子状物質のことです。髪の毛の太さの約30分の1と極めて小さいため肺の奥深くまで入り込みやすく、呼吸器系や循環器系への健康被害をもたらす物質として世界的に環境基準が設けられています。

PM2.5は、ボイラーや自動車の燃焼等から直接排出される「一次粒子」と、排気ガスなどのガス状物質が大気中で光化学反応を起こして生成される「二次粒子」に分類されます。物流業界においては、主にディーゼル車が排出する排気ガス(煤や黒煙)が主要な発生源とされてきました。これに対し、排ガス規制の強化やディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)の装着義務化など、ハード面での対策が長年講じられてきました。また、黄砂や工場粉塵などの自然由来・産業由来の物質も含まれており、広域的な環境対策が必要な物質です。

グリーンロジスティクスの潮流から、EVや燃料電池トラックへのシフトが加速し、PM2.5の排出実質ゼロを目指す動きが本格化しています。さらに、ドライバー不足や働き方改革への対応に伴い普及が進むAI配車や共同輸配送による「車両台数の削減」と「積載率の向上」は、走行エネルギーのロスを減らし、結果としてPM2.5などの排気ガスの削減に大きく寄与しています。

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