パレット


パレットとは、荷物を効率的に荷役・輸送・保管するために、一定の数量をまとめて載せるフォーク等の差込口を備えた荷役台のことです。物流の最小単位(ユニットロード)を形成し、荷役作業の省力化や迅速化に不可欠な役割を果たします。

平パレットのほか、ボックス型やポスト(支柱)型などがあり、包装モジュール寸法に準拠して設計されています。標準規格は地域で異なり、日本はT-11型(1100×1100mm)、米国は48×40インチ(約1219×1016mm)、欧州は1200×800mmが主流です。パレットの導入は、手作業による積み下ろしを不要にし、荷役時間を劇的に短縮するメリットがあります。一方で、パレット自体の保管・返却コストや、規格が異なる事業者間での積み替え作業、車両の積載効率低下といった課題もあるため、近年は発地から着地まで同一パレットで輸送する一貫パレチゼーションや、レンタルによる共同利用が推進されています。

ドライバー不足が深刻化する中、トラックの待機時間削減に向けて国を挙げたT-11型への標準化が急速に進んでいます。また、RFIDやIoTを内蔵した「スマートパレット」の導入により、流通過程のリアルタイムな動態管理や紛失防止といったDXが加速しています。さらに、再生プラスチックの活用や回収スキームの最適化など、グリーンロジスティクスや脱炭素化の観点からもパレットの管理体制強化が重視されています。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です