片面ダンボールとは、波状に成形された中芯の片面のみに平らなライナーを貼り合わせた資材です。柔軟に曲げられる特性からロール状の「巻きダンボール」として流通することが多く、主に緩衝材や包装材として活用されます。
一般的な両面ダンボールとは異なり、片面にしかライナーがないため、波形状(フルート)のクッション性を保ちつつ、自由に曲げたり丸めたりできる柔軟性が最大の特長です。主な用途は、定形箱に入らない複雑な形状の製品(家具や機械部品、金属管など)の個別包装や、荷崩れ・傷防止用の緩衝材です。メリットとしては、軽量で扱いやすく、製品の形状に合わせて必要な分だけカットして使えるため、梱包資材の無駄を省ける点が挙げられます。一方で、平面への耐荷重や強度は両面ダンボールに比べて劣るため、単体で重量物を保護する外装箱としての使用には適していません。
現在、グリーンロジスティクスの推進に伴い、従来のプラスチック製気泡緩衝材に代わる100%リサイクル可能な環境配慮資材として再評価されています。また、輸送効率化や積載率向上が強く求められる中、余分な隙間を作らず製品にフィットさせて梱包できる特性は、配送サイズの適正化と資材削減を両立させる有効な手段として、最新の自動梱包システム等でも活用が進んでいます。