井桁積み


井桁積み(いげたづみ)とは、パレットの上に漢字の「井」の字の形になるよう、荷物を並行に並べて各段を交互に90度回転させて積み重ねる方法です。通気性に優れ、荷崩れしにくい特徴から「交互列積み」とも呼ばれます。

この積み方は、段ごとに配置の向きを90度変えることで荷物同士が噛み合い、輸送中の振動や衝撃に対して高い安定性を発揮します。最大の特徴は、積み上げた際の中央部や側面に隙間が生じることで得られる卓越した通気性です。そのため、熱を逃がす必要がある製造直後の製品や、外気を通したい青果物、急速冷凍・冷蔵が必要な食品などの保管や輸送に最適です。一方で、中央に空洞ができるためパレット上の積載効率(充填率)が低下するというデメリットがあります。また、荷物の角に荷重が集中しやすいため、段ボールの強度設計や外装の耐久性を考慮する必要があります。

ドライバー不足や働き方改革への対応に端を発した輸送効率化と自動化が急速に進んでいます。井桁積みは、パレタイジングロボットによる画像認識や自動積み付けアルゴリズムとの相性が良く、荷役作業の自動化に貢献しています。また、コールドチェーンにおける冷却効率向上は、倉庫の消費電力削減やフードロス削減に直結するため、環境負荷を低減するグリーンロジスティクスの観点からもその価値が再評価されています。

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