CNG車


CNG車とは、気体の天然ガスを圧縮した「圧縮天然ガス(CNG)」を燃料とする低公害車のことです。ガソリン車やディーゼル車に比べて二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)の排出量が少なく、環境負荷の低いクリーンな配送手段として物流業界で導入されてきました。

この車両は排出ガス中に黒煙(PM)をほぼ含まず、大気汚染の防止に大きく貢献します。燃料価格が比較的安定している点がメリットですが、高圧ガスボンベを搭載するため車両重量が増して積載量が制限されやすく、航続距離が短いというデメリットもあります。さらに充填を行うCNGスタンドが限られていることから、これまでは主に都市部の近距離ルート配送などで活用されてきました。また、維持管理において定期的な容器検査などの法的な義務が伴う点も特徴です。

グリーンロジスティクスの推進においてCNG車の役割が再定義されています。EVトラックの航続距離や充電インフラ整備に時間を要するなか、家畜排泄物等から精製する「バイオCNG(バイオメタン)」の活用により、実質的なCO2排出ゼロを達成する取り組みが活発化しています。ドライバー不足や働き方改革への対応に伴う輸送効率化と脱炭素化を両立する、現実的なトランジション(移行期)技術として再評価されています。


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