2類倉庫(第二類倉庫)とは、倉庫業法で定められた普通倉庫の一種で、第一類倉庫に比べて防火や防湿、防鼠(ぼうそ)などの施設基準が緩和された倉庫のことです。主にでん粉、塩、肥料、セメントなど、水濡れや温度変化に比較的強い物品を保管するために使用されます。
2類倉庫は、最も基準が厳しい1類倉庫から「防水・防湿・防鼠性能」および「高度な耐火・防火性能」の要件を除外・緩和した施設です。建設や維持に必要な初期・ランニングコストを抑えられるメリットがあります。保管できる対象は第二類から第六類物品に限定され、日用品や繊維類、精密機器といった火災や水濡れに弱い第一類物品は保管できません。一方で、セメント、肥料、鉱物、原木といった基礎産業資材や各種原材料の保管に適しており、産業の川上における安定供給とストック機能を担う、経済活動に欠かせない重要なインフラとなっています。
物流におけるドライバー不足や働き方改革への対応を受けたモーダルシフト(鉄道・船舶輸送への転換)の進展に伴い、バルク貨物の中継拠点として2類倉庫の役割が再評価されています。倉庫内では、IoTセンサーを活用した粉粒体の自動残量検知や在庫管理のデジタル化(WMSの高度化)が進み、人手不足に対応する自動化・省人化が加速しています。さらに、サプライチェーン全体の脱炭素化(グリーンロジスティクス)に向けて、港湾や臨海鉄道駅の近くに位置する2類倉庫を軸とした効率的な共同配送ネットワークの再構築が進められています。