貸切運賃


貸切運賃とは、トラックなどの輸送車両1台を丸ごと貸し切って運行する「チャーター便」に適用される運賃のことです。荷物の量にかかわらず車両単位で設定され、主に走行距離や拘束時間などに基づいて算出されます。

この運賃制度は、一度に大量の資材を運ぶ場合や、他社の荷物と混載せずデリケートな貨物を安全に運びたい場合に適しています。メリットとしては、紛失や破損リスクが極めて低い点や、運行ルートや発着時間の融通が利く点が挙げられます。また、積載率が高ければ荷物1個あたりの輸送単価を抑えられます。一方で、荷量が少なく積載率が低い場合には、1台分の満額の運賃が発生するため割高になる点がデメリットです。契約には単発の「スポット契約」と、継続的な「定期契約」があります。

ドライバーの労働時間規制に伴い、貸切運賃には拘束時間に応じた適正な対価や、荷待ち・荷役に伴う「付帯作業料」を別建てで明確に加算する取引環境が定着しています。さらに、脱炭素(グリーンロジスティクス)に向けた空車回送の削減や積載率向上のため、DXを活用した実車率の可視化や、複数企業による共同輸配送、デジタルマッチングプラットフォームと連動した運賃設定の最適化が進んでいます。

,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です