CC(Charges Collect)とは、国際航空輸送において運賃や諸料金を貨物の荷受人(輸入者)が支払う「着払い」の取引条件です。海上輸送の「Freight Collect」と同義であり、航空運送状(AWB)にその旨が明記されます。
CCは、輸入者が現地のフォワーダーや航空会社と直接運賃交渉を行っており、輸出者よりも有利な運賃レートを適用できる場合に多く採用されます。輸入者にとっては、輸送コストの自己管理やコントロールが容易になるメリットがある一方、現地での輸入通関時に運賃支払いの手続きが発生するため、貨物引き取りまでに時間を要する場合があります。また、多くの場合で着払い手数料(CC Fee)が別途加算される点がデメリットです。輸出者にとっては運賃負担や資金回収のリスクを回避できるため、FCA(運送人渡し)などの貿易条件と組み合わせて広く活用されています。
航空業界におけるe-AWB(電子航空運送状)の標準化やデジタルプラットフォームの普及により、CCにおける運賃回収手続きの自動化とペーパーレス化が急速に進んでいます。さらに、昨今のSAF(持続可能な航空燃料)導入に伴う環境付加価値コスト(グリーンサチャージ)の負担においても、荷受人への迅速な自動請求・精算がデジタル上で可能となりました。決済の迅速化は、通関遅延や保税地域での貨物滞留を防ぎ、サプライチェーン全体の効率化と「2024年問題」に端を発する物流リードタイムの削減に大きく貢献しています。