カートスタッキング


カートスタッキングとは、ピッキングした商品をカート(台車やカゴ車)に積み付けた状態のままトラックへ積載し、配送・納品する物流手法です。個別の梱包や荷役作業を省き、流通プロセス全体を効率化する役割を持ちます。

この手法のメリットは、倉庫から店舗まで「一貫輸送」を行うことによる劇的な作業効率化です。従来のように段ボールへ梱包してバラ積みし、納品先で開梱・品出しする手間が省け、荷揃えから店頭陳列までをスピーディーにつなげます。また、使い捨て資材を削減できるため、資材コストの削減にも寄与します。一方で、導入にあたってはカート自体の購入・維持コストがかかることや、配送後の空カートの回収・返送コストが発生する点がデメリットです。さらに、段ボールのバラ積みに比べ、トラック荷台の容積積載効率が低下しやすい性質もあります。

ドライバー不足や働き方改革への対応が求められる中、ドライバーの拘束時間規制に伴う荷待ち・荷役時間の削減において、本手法は不可欠な解決策となっています。近年は、カートに貼付したRFIDタグによる一括検品や、AMR(自律走行搬送ロボット)と連携した自動積み付け・搬送など、DXによる高度化が進んでいます。また、梱包資材を削減するグリーンロジスティクスの推進力としても、その価値が再評価されています。


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