荷動きとは、商品の取引や消費に伴って発生する貨物の輸送・保管といった「荷物の動向や需要」を表す物流用語です。「荷動きが活発」と言えば輸送需要が増加している状態を指し、物流業界内だけでなく、社会全体の景気や消費動向を測る重要な指標にもなります。
荷動きは、国内外の経済情勢や季節のイベント、天候などに連動して常に変動します。荷動きが活発な時期は、運送会社や倉庫会社の稼働率が上がり売上が拡大するメリットがある反面、車両やドライバーの不足、現場の過負荷といった供給側のボトルネックが生じやすくなります。逆に荷動きが鈍化すると、物流キャパシティに余剰が出てコスト効率が悪化するため、物流企業は常にこの波を的確に予測し、柔軟にリソースを調整する必要があります。荷動きの推移をデータ化・分析し、先手を打って配送ルートや人員配置を最適化する「需要予測」の重要性が極めて高くなっています。
現在、働き方改革や労働規制の定着に伴う慢性的な輸送力不足への対応として、AIによる荷動きの高度な予測と、それに基づいた「共同配送」や「モーダルシフト」が加速しています。さらに、限られたトラックの積載率を高めるため、荷動きのリアルタイムデータを可視化するDXが浸透しました。環境配慮と効率化を両立させ、荷動きの無駄を極限まで省くグリーンロジスティクスへの取り組みが、現在の業界スタンダードとなっています。