ビジネスプロトコル


ビジネスプロトコルとは、企業間で電子データ交換(EDI)を行う際に合意すべき一連の取引ルールのことです。データの通信手順やフォーマットなどの技術的な仕様だけでなく、取引契約や業務運用プロセスに至るまでの標準的な共通約束事を指します。

このプロトコルは一般に、取引の法的合意を示す取引基本規約、業務の流れを定める業務運用規約、データの並び順を決める情報表現規約、通信回線の手順を定める情報伝達規約の4つの階層で構成されます。これらをあらかじめ明確に定義しておくことで、異なる企業間でもシステム上の誤解やエラーを排除し、受発注や出荷などの物流データをスムーズに自動連携させることが可能になります。導入の大きなメリットは、データ手入力の削減による業務高速化と誤出荷などのエラー防止ですが、業界や取引先ごとに異なる独自のプロトコルが乱立している場合、個別対応のためにシステム構築コストが膨らんでしまう点がデメリットです。

物流業界における働き方改革の推進やそれに伴うトラックドライバー不足への対応として、共同配送や積載率向上のための企業間データ連携が不可欠となっています。これに伴い、従来の電話やFAX、個別仕様のレガシーEDIから、インターネット技術を活用した「流通BMS」や「Web API」など、より高度で標準化されたビジネスプロトコルへの移行が加速しています。業界全体でプロトコルを共通化することは、サプライチェーン全体の可視化や、CO2排出量算出をはじめとするグリーンロジスティクスを推進するための極めて重要なデータ基盤となっています。

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