CAO


CAO(Computer Assisted Ordering)とは、小売店等のPOS売上データや在庫データを基に、最適な発注量をシステムが自動的に算出して発注を行う「コンピューター支援発注」のことです。

従来のEOS(電子発注システム)が端末を用いた発注データの伝送効率化を指すのに対し、CAOは在庫や販売計画、過去のトレンド等を基にシステムが「発注量そのもの」を自動計算する点に違いがあります。最大のメリットは、発注業務を自動化することで店舗スタッフの作業負担を大幅に削減し、属人化を解消できる点です。また、需要予測に基づいた適切な数量を発注するため、欠品による販売機会損失と、過剰在庫による廃棄コストの双方を同時に抑制できます。一方で、急激なトレンドの変化や天候不順など、予測困難な事象に対応するためには、現場による適宜のシステム微調整やマニュアル補正が必要となる点が課題です。

物流の働き方改革に伴う深刻なトラック不足や脱炭素への対応において、CAOはAIと融合し進化しています。高精度な需要予測による「発注の平準化」により、物流センターでの急な出荷作業やトラックの突発的な手配を抑制し、積載効率を高めることで、配送のCO2排出削減とドライバーの労働時間短縮を両立するグリーンロジスティクスに大きく貢献しています。


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