調達物流


調達物流とは、製品の製造や販売に必要な原材料、部品、資材などを、供給元である仕入先や部品メーカーから工場や自社倉庫へ運び込む物流活動のことです。サプライチェーンの最上流に位置し、生産活動の安定化を支える極めて重要な役割を担います。

調達物流は、生産計画に合わせて「必要なモノを、必要な時に、必要な量だけ、最適なコストで」届ける役割を担います。かつては仕入先が個別に納入する手法が主流でしたが、現在では買い手側が自ら車両を手配して巡回集荷する「ミルクラン」や、複数企業による「共同配送」の導入など、効率化へのシフトが進んでいます。調達物流の成否は、生産ラインの稼働率や在庫の適正化に直結するため、生産・販売物流とシームレスに連携し、保管と輸送のシステムを最適に統合することが不可欠です。

トラックドライバーの労働規制に伴う輸送力不足を受け、調達物流は変革期を迎えています。物流DXによる輸送状況のリアルタイム可視化や、荷待ち時間を解消する「トラック予約受付システム」の導入、受入時の自動化(AGV等)が急速に進んでいます。また、サプライチェーン全体の脱炭素化(Scope3削減)に向けて、モーダルシフトや複数社による「共同調達」といったグリーンロジスティクスの推進が強く求められています。


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