ドライカーゴ


ドライカーゴ(乾貨物)とは、液体や気体、あるいは冷凍・冷蔵などの厳密な温度管理を必要としない、常温で輸送可能な通常貨物の総称です。衣類や日用品、電子部品、工業製品など、世の中に流通する貨物の大部分がこれに該当します。

一般に工業的な梱包が施されており、標準的なコンテナやトラック、倉庫などの汎用的な物流インフラを使って効率的に輸送・保管できるのが特徴です。メリットとしては、専用 of 冷凍・冷蔵車や特殊なタンクコンテナが不要なため輸送コストを抑えやすく、取り扱いが比較的容易で、既存の共同配送網や自動化設備をそのまま活用できる点が挙げられます。一方で、湿気や結露、衝撃による破損への対策は不可欠であり、適切な防湿梱包や緩衝材の使用が必要です。また、バラ積みの鉱物や穀物といった「ドライバルク」と呼ばれる一次産品から、個包装された一般消費財まで多岐にわたるため、荷姿に応じた適切な荷役方法の選定が求められます。

ドライバー不足が常態化するなか、ドライカーゴの分野では輸送効率化と環境配慮(グリーンロジスティクス)が強く求められています。特殊な管理が不要な特性を活かし、標準パレットの採用やRFIDによる検品自動化、AIを用いた積載率の最大化が進められています。さらに、トラックからCO2排出量の少ない鉄道や船舶へとモーダルシフトを行う動きが主流となっており、ドライカーゴは物流DXと脱炭素を牽引する中心的な存在となっています。


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