概要
ローリー買いとは、トラック運送会社が自社敷地内の給油施設(インタンク)に向けて、石油元売りや商社からタンクローリーで直接、軽油などの燃料を大口一括購入する調達手法のことです。
詳細説明
この方法は、一般的なガソリンスタンドで給油する「カード買い」と比較して、卸売価格に近い単価で購入できるため、燃料コストを大幅に削減できるメリットがあります。また、運行前後に自社車庫で給油を完結できるため、スタンドへ立ち寄る時間や手間を省き、運行効率を高める役割も果たします。一方で、インタンクの設置や消防法に準拠した維持管理などの初期投資・管理コストが発生するほか、市場の価格変動リスクを直接受けるというデメリットもあります。そのため、一定以上の保有車両数と稼働率を持つ中堅・大手の物流企業を中心に広く導入されています。
労働時間管理の厳格化に伴い、給油のロスタイムを省くローリー買いの価値が再認識されています。近年はIoTによるインタンクの残量監視と自動発注を組み合わせた燃料DXが普及し、発注や配送の最適化が進んでいます。また、グリーンロジスティクスの進展に伴い、従来の軽油から次世代バイオディーゼル燃料のローリー買いへとシフトする動きも始まっており、持続可能な物流を支えています。