すかし木箱


すかし木箱(外面木枠包装)とは、板と板の間に隙間を設けて組み立てられた梱包用の木箱です。JIS Z 0107で定義されており、主に中身の確認が容易で、防水性を要しない大型・重量貨物の輸送に広く用いられます。

すかし木箱は、密閉木箱に比べて使用する木材の量が少ないため、資材コストを大幅に抑えられる点が大きなメリットです。また、梱包重量を軽量化できるため、輸送効率の向上や積載重量制限への対応にも寄与します。構造上、外から中身が視認しやすく、輸送中や荷役時の状態確認が容易である一方、雨水や埃などの異物混入を防げないというデメリットがあります。そのため、錆や水濡れに強い頑丈な産業機械や、防水インナーバッグを併用した製品のほか、主に国内輸送の貨物において、製品の形状や重量に合わせた個別設計のもとで活用されています。

グリーンロジスティクスが重視され、木材使用量を抑え輸送軽量化によるCO2削減に繋がるすかし木箱は、環境配慮型の梱包手法として再評価されています。また、2024年問題に伴う積載効率の向上要求や、物流DXにおけるRFID・スマートセンサー等の電波を通しやすい利点を活かした、持続可能でスマートな重量物輸送ソリューションとしてその価値を高めています。

,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です