ジョロダー


概要:
ジョロダーとは、トラックやコンテナの荷台床面に敷かれた専用レールを用いて、重いパレット貨物を人力でスムーズに移動・運搬させる荷役機器です。イギリスのジョロダ(Joloda)社の登録商標および製品名が由来で、一般にはパレットローダーとも呼ばれます。

詳細説明:
仕組みとしては、荷台のレール溝に挿入した本体の上にパレットを載せ、付属の操作棒(ジョロダースティック)を用いてテコの原理で貨物を数ミリ浮かせます。本体底部のローラー(ベアリング)により、1トン前後の重量物であってもわずかな力で前後にスライド移動させることができます。
最大のメリットは、フォークリフトが車内奥まで進入できないウイング車や箱型トラックでも、荷台の奥まで効率的にパレットを送り込める点にあります。これにより積載効率の向上と荷役時間の大幅な短縮が実現します。一方で、導入にはレールを埋め込んだ専用車両が必要となるほか、レール溝にゴミや異物が詰まると動作不良を起こしやすいため、こまめな清掃やメンテナンスが不可欠というデメリットもあります。

「2024年問題」の本格化以降、荷待ち・荷役時間の削減は不可避の課題であり、確実な時短効果を発揮するジョロダーは現在も現場で高く再評価されています。さらに近年は、脱炭素(グリーンロジスティクス)に向けた電動フォークリフトの稼働削減に寄与するほか、倉庫側のAGV(無人搬送車)と連携し、トラックの荷台自体が自動でスライドする「自動パレットローディングシステム(ALS)」などのDX技術への移行・連携も進んでいます。

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