コンテナハンドリングチャージ


コンテナハンドリングチャージ(CHC)とは、港湾のコンテナターミナル内で発生するコンテナの荷役や移動、保管作業に対する料金のことです。原則として、輸入港への到着後に発生するこの費用は、関税額の算出基礎となる課税価格には算入されません。

一般的に「ターミナルハンドリングチャージ(THC)」とも呼ばれるこの費用は、本船からのコンテナの荷揚げ・荷積みや、ヤード内での移送、ゲートでの受け渡しにかかるコストをカバーするためのものです。料金体系が基本運賃から切り離され、港湾ごとの実費として明確化されているため、コストの透明性が保たれるメリットがあります。一方で荷主にとっては、現地港湾の労務費や機材維持費の変動に伴って改定されやすく、コスト管理が煩雑になる側面もあります。関税評価においては、輸入港到着後の国内移動や荷役費用であることを証明できるよう、通関書類の整備と適切なファクトチェックが不可欠です。

港湾ではAIや自動化クレーンによるDXが進み、荷役効率が飛躍的に向上しています。一方で、グリーンロジスティクスに伴う港湾設備の脱炭素化投資が活発化しており、これが新たなコスト要因として料金体系に反映され始めています。物流におけるドライバー不足や働き方改革への対応が進む中、港湾から陸上輸送へのスムーズな連携も不可欠であり、効率化と環境対応を両立させた適正なハンドリングコストのあり方が問われています。

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