営業トラックとは、他者から有償で運送を引き受ける「一般貨物自動車運送事業」などで使用されるトラック、またはその事業者のことです。自家用トラックとは異なり、緑色のナンバープレート(軽自動車は黒色)を装着するのが特徴です。
運行形態は、特定荷主の貨物を専属で運ぶ「チャーター便(貸切便)」と、複数荷主の貨物を積み合わせて運ぶ「混載便(路線便)」に大別されます。荷主企業にとってのメリットは、車両維持費や人件費を固定費から変動費化でき、物量の増減に合わせた柔軟な配送体制を構築できる点にあります。一方で、配送需要が集中する繁忙期には車両確保が難しくなることや、運賃交渉によるコスト上昇リスクがデメリットです。物流の効率化やアウトソーシングが進む中で、社会インフラとして企業のサプライチェーンを支える重要な役割を果たしています。
営業トラックは大きな変革期にあります。労働規制強化に伴うドライバー不足に対し、運行管理DXによる積載率向上や配車マッチング、高速道路での後続車無人隊列走行などの技術革新が加速しています。また、グリーンロジスティクスへの対応として、EVトラックの導入や、持続可能な輸送手段への転換(モーダルシフト)との連携も不可欠となっており、単なる輸送手段からスマートで環境に優しいインフラへと進化しています。