エコマークとは、商品の設計から廃棄、さらにはサービスに至るライフサイクル全体を通じて環境負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品に付与される、公益財団法人日本環境協会が制定する環境ラベルです。
このマークは、地球をやさしく包み込む「e」の形を模したデザインで知られ、「資源採取」「製造」「流通」「使用消費」「廃棄・リサイクル」というライフサイクル全体の環境影響を総合的に評価して認定されます。物流分野においては、環境配慮型の包装資材やリターナブル容器、輸送用パレットなどが認定対象となっており、これらを採用することで企業はグリーンロジスティクスへの姿勢を社内外に明示できます。メリットとしては、グリーン購入を推進する荷主企業からの信頼獲得やブランド価値の向上が挙げられます。一方でデメリットとしては、認定取得に向けた厳格な基準適合の証明や審査コストが発生するほか、サプライチェーン全体での環境データ管理の負荷が挙げられます。
物流業界ではカーボンニュートラル実現に向けたグリーンロジスティクスが急務となっています。エコマークは、梱包資材の資源循環や配送時の環境負荷低減を証明する重要な指標です。ドライバー不足や働き方改革への対応に端を発する積載率向上や運行効率化の取り組みと並行し、エコマーク認定資材を現場へ積極的に導入することは、荷主企業のESG投資呼び込みや改正省エネ法への対応において、強力な差別化要因となっています。