JANコード(Japanese Article Number)とは、日本のJIS規格に基づき、市販されるほぼすべての商品に付与されている標準的な商品識別コードおよびバーコード規格です。国際規格のEANコードや米国のUPCコードと完全な互換性があり、グローバルで通用する共通の商品コードとして機能しています。
標準的な13桁(または8桁)の数字で構成され、国、製造メーカー、個々の商品を一意に識別します。メーカーが一般財団法人流通システム開発センター(GS1 Japan)に申請して事業者コードを取得し、自社商品に発番します。物流現場においては、このコードをスキャンすることで入出荷検品やピッキング、在庫管理における手入力の手間とヒューマンエラーを完全に排除します。正確かつ迅速なデータ処理を可能にすることで、サプライチェーン全体の標準化と効率化を支える極めて重要な基盤となっています。
物流の労働力不足対策や、GS1が進める「2次元シンボルへの移行」に向けたロードマップに伴い、従来のJANコードから大容量の情報を持つ2次元コードへの移行が本格化しています。これにより、商品識別だけでなく消費期限やロット情報までを瞬時に読み取ることが可能となり、自動化・省人化や食品ロス削減、高度なトレーサビリティを通じたグリーンロジスティクスの実現に寄与しています。