ITF code


ITFコードとは、主に段ボールなどの外装パッケージに印刷される物流用のバーコード規格です。「インターリーブド2 of 5」の略であり、中箱や外箱といった梱包単位の商品識別(GTIN-14)に広く利用されています。

このコードは、バー(黒線)とスペース(白線)の双方に情報を交互に配置する仕組みにより、優れた情報密度を誇ります。太細2値の幅で表現されるため、段ボールのような粗悪な紙質でも印刷しやすく、高い読み取り精度を維持できるのが最大のメリットです。主にJANコードなどの個装情報を14桁の物流コード(GTIN-14)に変換して運用され、入出荷や検品業務を効率化します。一方で、斜めのスキャンなどにより一部の桁だけを誤って読み取る「部分読み(桁抜け)」が発生しやすいデメリットがあります。これを防ぐため、コードの周囲を「ベアラバー」と呼ばれる黒い太枠で囲む対策が一般的に施されています。

物流DXや自動化が進むマテハン機器やAGV(無人搬送車)による高速自動検品において、ITFコードは安定した読み取り精度で物流効率化を支えています。より多情報なGS1-128やRFIDの導入も進む一方、印刷コストが低く追加資材が不要なITFは、グリーンロジスティクスや、ドライバー不足や働き方改革への対応に伴うコスト抑制と労働力不足への対策として、依然として外装表示のグローバルデファクトスタンダードです。


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